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マンション修繕積立金って何?相場や値上がりの要因はあるの?

マンション修繕積立金って何?相場や値上がりの要因はあるの?

「マンションの購入を考えているけど修繕積立金って?」
「修繕積立金はなぜ値上がりするの?」
「修繕積立金の相場は?」など
これからマンションを購入する方や、購入した方の中には、
修繕積立金について様々な疑問があるかと思います。

今回は、修繕積立金について相場や値上がりの要因をご紹介していきます。

マンションの修繕積立金とは?

マンションを購入後、修繕に備えて毎月積み立てるお金を指します。
外壁や配管、屋上の防水、エレベーター等の共有部分を中心に
改修工事や維持管理を行うために、管理費とは別に、
管理組合を通して徴収される費用です。

大規模修繕では、15年~30年先の長期間にわたって試算し、
長期修繕計画を作成しています。

マンションの修繕積立金の相場は?

国土交通省「平成30年度 マンション総合調査」の調査によると、
駐車場使用料等からの充当額を含む月/戸当たりの
修繕積立金総額の平均は12,268円でした。
建物の形態別では、平均は、単棟型が11,875円団地型14,094円となっています。

国土交通省HP

マンションの修繕積立金の相場は築年数によって変わる?

一般的には築年数が経過すればするほど修繕積立金は高くなる傾向にあります。
建物が古いと外壁やエレベーター等の設備が劣化し修繕が必要になります。
古くなればなるほど、修繕箇所が多くなるため、費用が大きくなります。
購入時には長期修繕計画を確認しておきましょう。

マンションの修繕積立金が値上がりする理由

修繕積立金が値上がりする場合は、値上がりを前提とした、
「段階増額方式」を採用しているマンションや、今まで不要な
工事や割高な工事を実施してきたなどが理由として考えられます。

段階増額方式

マンションが建てられた直後は低く設定し、
年月の経過とともに金額を上げていく方法です。
マンションが古くなると修繕箇所が増えていくため、
それに合わせて負担も増えていきます。

段階増額方式以外に、均等積立方式もあります。
将来的に必要になる修繕積立金の総額を計算し、
算出された金額を按分して毎月積み立てていく方法です。

計画していない工事を実施した

当初の計画にない修繕を行う場合、もともと積み立ててきた
修繕積立金だけでは足りなくなる可能性が高くなります。
そのため、修繕積立金が値上げされます。

建築費相場が上昇

修繕に必要な建築材料の相場が上昇する可能性もありますが、
実際は物価の上昇までは見込まれていないため、
長期修繕計画に組み込まれていないケースがほとんどです。
その場合、修繕積立金が値上げせざるを得ません。

マンションの修繕積立金は返金される?

マンションを購入した方の中には、様々な理由から数年で
売却してしまうこともあるかと思います。

大規模修繕が必要となるまでに売却した場合、
入居してから支払ってきた修繕積立金は使われていないこともあります。
この場合、支払ったお金が戻ってくるのか?と疑問を持つ方も
いるかと思いますが、残念ながら一度支払った修繕積立金は返金されることはありません。

管理費と同様に、修繕積立金は入居者が必ず支払うべきであるので、
使わないからといって返金されることはなく、管理組合のお金として保管されます。

修繕積立金は安全・安心な暮らしを守る大切な役割

今回はマンションの修繕積立金の相場やその値上がりする理由などを解説しました。
管理費と違い、共有部分の修繕やメンテナンスのための資金です。
マンションは複数の所有者の共有物であるため、
所有者が負担すべき費用です。
入居者の安全・安心な暮らしを守り、マンションの資産価値を
維持するために、非常に大切な役割を担っています。

不動産のご相談なら地元密着の株式会社ハイスペック堺へ

マンションの購入は、住宅ローンだけではなく修繕積立金や
管理費の支払いも必要になります。
購入の際には修繕積立金も含めて、トラブルを避けるためにも、
細かなことまで相談でき、的確なアドバイスを行う
不動産会社に依頼しましょう。

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