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再建築不可物件は売るのが難しい!?注意する点やポイントとは?

再建築不可物件は売るのが難しい!?注意する点やポイントとは?

「再建築不可物件ってどんな物件なの?」
「お得そうに見えるけど手を出さないほうが良い?」
など再建築不可とは再度、建築ができないということは
分かるけど、なぜだめなのか分からない方も中にはいらっしゃるかと思います。

今回は再建築不可物件の注意する点やポイントについてご紹介していきます。

再建築不可の物件って何?

再建築不可物件とは、建築基準法上の接道義務を果たしていない
土地に建つ物件のことをいいます。
再建築不可物件は、リフォームすることは可能ですが、
建物を建てるための建築確認が必要となる
新築や増改築については行政から許可がおりません。

接道義務ってなに?

接道義務とは、建築基準法第43条で規定されており
「建物の敷地が接している幅員4m以上の建築基準法上の道路に
 2m以上接していなければならないと家を建てることができない」
というものです。

この接道義務には、日照や通風を確保する目的や
いざというときの緊急車両の移動や出入りの安全を確保
スムーズに消火活動や救助などが行えるようにする目的があります。

再建築不可物件を売却するのは難しい?!

実は、再建築不可物件を売るのは難しいと言われています。
なぜ売却が難しいのか、その理由について説明していきます。

不動産の建て替えができない!

再建築不可物件は建て替えられないため、買い手が付きにくいのです。
物件が劣化してきた場合もリフォームをしながら住み続けるしかありません。

地震や火災などの予期せぬ天災により建物が倒壊・消失した場合でも再建築できません。
買主は活用できない土地を所有することになります。

リフォーム費用が高くなる!?

再建築不可物件ではリフォームは可能です。
建物の作りがしっかりしていれば簡単なリフォームですむかもしれませんが、
再建築不可物件は古くに建てられた場合が多く、老朽化しているケースが珍しくありません。

手入れをしていない場合はリフォーム費用が高額になる場合があります。

銀行から融資を利用しにくい・・・

再建築不可物件を購入しようとする場合、一般的な不動産より資産価値が低く、
担保としての価値が非常に低くなります。

もし火災などの天災が発生し土地だけになってもローンは支払わないといけません。
ですが、家を失い再建築もできないので別の場所で新居を探すことになります。
その際に所有者は新居の家賃負担など、二重の負担を抱え込むことになり、
生活が苦しく、破産する可能性も出てきます。
そういった債務者の返済リスクもあり、金融機関は積極的に融資をおこないません。
金利の高いローン契約であれば融資を受けられる可能性はあります。

再建築不可物件の相場価格はいくら?

再建築不可物件の売却価格は一般的な不動産を売るより低くなってしまいます。
査定をする不動産会社や土地の形状、建物の状態などによって
価格は変化するため、価格がいくらになるのかについては一概には言えません。
高くても中古相場の7割程度ですが、あくまでも“高い場合”ですので、
相場から3~5割にしかならない場合や値段をつけることができないケースもあります。

売却するときのポイント

不動産業者の中には、再建築不可物件を扱ってくれる会社もあります。
再建築不可物件を対象としていない業者もあるので、
取り扱いの実績がある業者なのか相談に行く前に確認するようにしておきましょう。

できるだけ早いうちに売却

少しでも高く売るためには、劣化や不具合が発生する前に
売却することで、建て替え以外の方法をとることができます。
劣化や不具合が発生してからだとどのような用途にも利用できなくなってしまいます。
そうならないためにも、できるだけ早いうちに売却した方がいいでしょう。

接道義務を果たす

再建築ができない物件を再建築可能にするためには、
道路の幅員や道路に接する間口を広げることができれば
接道義務を果たすことができ、再建築が可能になります。

例えば・・・
1. セットバックする
自身が所有している土地を後退させることで前面道路の幅員を4m以上にする方法です。

2. 隣地を買い取る
接する間口が2m未満の時は隣地を買い取ることで
間口を2m以上にすることが可能になります。

上記の方法は一例であり、原因を調べたうえで解決方法を見出す必要があります。
様々なケースがあるためすべての不動産が接道義務を果たせるというわけではありません。
そのため、詳しい内容や方法については不動産業者へ相談に行くようにしましょう

不動産業者に買い取ってもらう

不動産業者に買い取ってもらう場合には、
再建築不可物件の取り扱い実績のある買取業者に売却するようにしましょう。

再建築不可物件の取り扱いに関してはノウハウや経験が必要です。
よりよい条件で売るためにも、取り扱いの実績がある業者なのか
相談に行く前に確認するようにしておきましょう。

取り扱い実績のある不動産業者へ相談!

今回は再建築不可物件を売却する場合の注意点やポイントをご紹介しました。
接道義務を果たしていないと再建築はできませんが、条件を満たせば
再建築が可能になります。
その他にも注意する点がいくつかありますので、
取り扱い実績のある不動産業者へ相談するようにしましょう。

不動産売却のご相談なら地元密着の株式会社ハイスペック堺へ

再建築不可物件の売却では知識や経験が必要になります。
隣接地とのトラブルを避けるためにも、細かなことまで相談でき、
的確なアドバイスを行う不動産会社に依頼しましょう。

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