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空き家に種類がある!?空き家になったら起こりやすいトラブルとは?

空き家に種類がある!?空き家になったら起こりやすいトラブルとは?

「相続したけど住んでおらず空き家のままになっている」
「遠方に住んでいるので、管理が出来ないままになっている」
こうした空き家が増え、「空き家問題」がテレビや新聞で
など空き家に関するご相談をよくお聞きします。
取り上げられるようにもなりました。
所有している不動産が空き家になってしまうと、様々な問題が発生し、
相続人になる子どもたちに迷惑をかけてしまうおそれもあります。

今回は空き家のリスクやトラブルに着目しご紹介していきます。

空き家ってどんなのが空き家?

空き家と聞くと廃墟と化しているような家を想像する方は多いのではないでしょうか。
しかし、そんな空き家には年に数回しか利用しない住宅や新築、賃貸物件で
住んでいない状態の住宅も、空き家と分類されます。

空き家には4つの種類があります。
【賃貸用住宅】
賃貸用住宅は文字通り賃貸のために空き家になっている住宅
【売却用住宅】
新築・中古を問わずに売却するために空き家になっている住宅
【二次的住宅】
セカンドハウスなど常に人は住んでいないが週末や休暇に保養などを目的で使われる住宅
【その他の住宅】
上記3つ以外のなんらかの理由で普段使用されていない住宅
所有者の転勤、入院などの理由で長期間誰も住んでいない住宅などをいいます。

4つに分けられた空き家で問題になっているのは、「その他の住宅」です。
「賃貸用住宅」「売却用住宅」「二次的住宅」は今後人が住む可能性がありますが、
「その他の住宅」は、今後人が住む可能性が低く、
そのまま放置されてしまう可能性が高いのが現状です。

空き家が増えると何が問題?リスクって何?

相続したり、自宅を所有する高齢者が老人ホームや子ども宅に転居し、
そのまま放置されている空き家が全国で急増しています。
放置している空き家では様々なトラブルが発生する恐れがあります。
トラブルを3つご紹介していきます。

放置しておくと老朽化が進み崩壊する危険が!?

長い間住んでおらず放置してしまうことで、老朽化が進み台風や雨風
耐え切れずに倒壊する危険がでてきます。
外壁が一部剥がれてしまったり、屋根が崩れてしまうケースもあります。
剥がれた一部が周辺の住宅に被害を及ぼす恐れもありますので、
住んでいるときと同様のメンテナンスが必要です。

近所に廃墟と化している家があるといい気がしませんよね?

皆さんが住んでいる家のすぐ隣にまるで廃墟と化している家があると
あまりいい気はしませんよね?どちらかというと気分は悪いです。
「隣の空き家が放火されたら・・・」
雑草が敷地にまで伸びてきている・・・」
「ゴミの不法投棄で悪臭がする・・・」
など落ち着いて生活することができなくなってしまうかもしれません。
治安も悪くなって、地域全体のイメージも悪くなり、周囲に迷惑をかけることになります。

不法投棄や放火などの犯罪に巻き込まれる!?

放置された空き家の周辺に住んでいる方が不安視する要因の1つです。
空き家にゴミが不法投棄されるケースはよくあります。空き缶などをはじめ、
生活ごみだけでなく、電化製品などを投げ入れるケースも珍しくありません。
ゴミが敷地内に散乱していたり、雑草や建物を覆う蔓(つる)があると、
あっという間に燃え上がり、大火災に繋がります。

また、電気系統(コンセント)などが原因の火災も少なくありません。
家の周りに雑草や建物を覆う蔓(つる)があると人は足を踏み入れることに
ためらいを感じるようになり、害獣や害虫の繁殖にも繋がります。

人が近づかなくなった家には第三者の不法占拠や犯罪者の侵入など
犯罪リスクが増加します。知らない間に犯罪に利用されることで
物件そのものに風評被害を生むケースもあります。

まずは空き家をきちんと適切な状態を保つことが大切

放置された空き家にはさまざまなリスクやトラブルが発生する恐れがあります。
他人に悪影響を与えてしまったり、危険なトラブルに巻き込まれたりする
ケースもあります。その結果、所有者であるご自身に損害賠償を請求される
可能性もありますので、そのようなことにならないよう所有者が空き家をきちんと
管理するのか、専門業者へ管理を依頼するなどして、適切な状態を保つよう
心がけていくことが大切です。

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